人間関係を良くするには他職種との連携も大事

介護職が自信を持って職場での仕事に取り組むためには、日頃からスタッフや利用者との人間関係に気を使うことがとても重要です。

特に、老人ホームやグループホームなど夜勤や早番の勤務がある施設においては、日によって職場の顔ぶれが異なるため、業務を通じてそれぞれのスタッフの経験や性格などをきちんと把握する必要があります。

また、職場内で協力をしながら利用者の介護を行うには、介護職だけでなく、生活相談員や看護師など色々な職種のスタッフとコミュニケーションを取って、業務に役立つ情報を交換したり、時には一緒に勉強会やセミナーなどに参加をしたりすることも必要です。

利用者と接する時間が長い施設で勤務をする場合、一人ひとりの利用者から信頼してもらうには、日頃から積極的に声掛けをして、日常生活や健康状態に関する些細な悩みを聞くことがポイントです。

多くの高齢者が入所している施設においては、スタッフと利用者との交流を図るために、週に1回程度のレクリエーションの時間が設けられたり、季節ごとに野外でのイベントが企画されたりすることもあります。

そのため、人間関係を重視して介護職として働きたい人は、できるだけ利用者との距離が近い職場を選択することが大事です。

なお、若手の介護職は、人間関係の構築までに時間が掛かることもあるため、各地の介護事業所の求人情報を確認して、採用後に仕事に慣れるまで上司や先輩にサポートをしてもらえる体制があるかどうか調べることが肝心です。

このように、快適に仕事をするには職場で良好な人間関係を築くことが大切で、そのためのポイントについてもしっかり押さえておきましょう。