仕事で高齢者に介護サービスを提供する介護職にとって、最も心掛けておきたいことは利用者と信頼関係を築くことです。
日常生活の中でお互いに信頼できる人間関係を築くことで、日々のサポートや介護が上手くいくことも多いものです。
利用者一人ひとりの心身の状態や性格などをよく観察し、適度なコミュニケーションを取っていく必要があります。
利用者の性格や好みなどを把握することはもちろんですが、介護職が自分自身のことを利用者に知ってもらう努力も必要です。
出身地や趣味などで共通点を見出したり、利用者の昔の体験談を聞いたりすることで、職員と利用者のお互いの距離がグッと縮まることもあります。
介護職との間に信頼関係が構築されれば、利用者は安心して介護を任せることができるでしょう。
利用者は長い人生の中でさまざまな経験を積んでいるため、その話に耳を傾けていろんな知識を教えてもらうことも、良い関係を築くきっかけになります。
しかし、すべての利用者が話をすることを歓迎しているわけでなく、人によってはそれを負担に思うこともあるので、一人一人の性格を尊重することが大切です。
また、体操や歌等のレクリエーションも、介護者と利用者、あるいは利用者同士の人間関係を構築するために重要で、ともに取り組むことで交流が深まるほか話題づくりのきっかけにもなります。
お花見や夏祭り、クリスマスなどの年中行事も重要なレクリエーションのため、なるべく多くの利用者が無理なく参加できるよう工夫をこらして、楽しい話題づくりや交流ができるようにしましょう。